マリー・アントワネットとローマと香水

「マリー・アントワネット」と「香水」はともかく、なんでここに「ローマ」が入ってくるのか?

実はこの3つには、共通する一つのキーワードがあります。
そのキーワードは、マリーが何故人と違う香水を使い、フランスのファッションリーダーとなれたのか紐解いていくことで見えてきます。


【目次】
①マリーの好んだ香水
②何故マリーは人と違う香水なのか
③思いがけないローマとの繋がり

マリーのアイキャッチ


①マリーが好んだ香水

当時のヨーロッパで使われていた香水は、ムスクと呼ばれるジャコウジカの腹部から作った香料(東洋では「麝香(じゃこう)」という名前で広く使われているもの)を始めとする匂いの強い動物系香料が中心でした。

匂いが強いものが好まれたのは、体臭消しのためです。この頃のヨーロッパ人は、 風呂に入ると梅毒などの病気になると信じており、入浴は一般的ではありませんでした。

ちなみに病気になるというのはあながち間違いではなく、当時は風呂屋があったものの、大きな桶に湯を張り交代で多く人が入るという、ローマの公衆浴場に比べて水が循環しない不衛生なものでした。しかも娼婦が客引きにやってくるので、性病を始めとする病気の温床だったのです。

ところがマリーは当時の香水の常識とかけ離れた、バラやスミレ、ハーブなどの植物由来の香料から作られる軽く爽やかでフローラルな香水を愛用していました。何故彼女は、匂いの強い香水を必要としなかったのでしょうか?


②何故マリーは人と違う香水なのか

その理由はシンプル、彼女がお風呂に入っていたから!

マリーは母マリア=テレジアの綺麗好きの影響を受け、当時のヨーロッパ人として珍しく毎日の入浴を習慣とするお風呂好きに育ちました。フランスに嫁いだ後も、フランス革命が起き塔に幽閉されて後も、変わらずお風呂に入っていたそうです。

そのため体臭を消すために匂いの強い香水を使う必要性が無く、他の人が使っていない軽い爽やかな香水で足りたのです。


③思いがけないローマ人との繋がり

では、同じく入浴の習慣があった古代ローマではどのような香りが使われていたのでしょうか?

ローマの博物学者ガイウス・プリニウス・セクンドゥスが『博物誌』という著書で当時の文化について克明に記録してます。

それによると、ローマで使われていた香水もまたバラ、アイリス、マルメロ(バラ科の植物)といった植物系の香りでした。なんとマリーと同じくバラの香水を使っていたのです。

つまりかの「ネロ・クラウディウス」も、「ロムルス」も、「カエサル」も、「カリギュラ」も、皆マリーと同じく植物系の軽くてフローラルないい匂いがした、かもしれない(笑)


「余もフローラルである!」

ネロの画像


「元祖フローラルである!」

ロムルスの画像


終わりに

ここまでお読み頂いた方には分かるかと思いますが、「マリー・アントワネット」と「ローマ」と「香水」を繋ぐキーワードは「入浴」です。

そして「入浴」が一般化した現代もまた、「 マリー・アントワネット」 や「ローマ」と同じく植物系の香水が広く使われてます。

つまり香水を使っている女性に「わー、マリー・アントワネットみたいだね!」と話しかけても何も問題はありません!(笑)

え、相手は何のこと言ってるかわからない?LINEを聞いてこの記事をシェアすればいいんですよ!(^^)


参考
wikipedia
https://thefifthsense.i-d.co/jp/kiji/the-history-of-perfume-1-1/


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